浮船の里に「ぐんま黄金」がやってきてから1週間。お蚕さまたちは5齢目に入りました。昨年まで飼っていたお蚕さまより若干小さめな気もしますが、さわさわさわさわ、五月雨のような音をさせて、一生懸命に桑を食んでいます。
繭になるまで残り1週間のカウントダウンが始まり、蚕部長の永木さんをはじめ、久米さんも里美さんも、気忙しい毎日です。
そんななか、5月最後の日曜日に根本さんの畑で田植えが行われました。日本総研の井上岳一さんや福大生たち、総勢40人ほど田んぼで奮闘する田植えチームのために、根本さんの奥さま・さちこさんたち4人は、台所で汗をかきました。
感動したのは、さちこさん特製のおこわ。金時豆を入れたうすい塩味のおこわを、ちょうどいいかたさに「うるかせ」、あつあつをおむすびに。蒸しあがる直前にご飯を水にちゃぷんと漬けると、おいしく炊き上がるなんて。台所仕事も、ほかの手仕事と同じように口伝えで母から娘に教えられてきたはず。貴重な機会をいただきました。
今回植えたのは酒米。秋に収穫した後は、おいしい日本酒になる予定。成長が楽しみです。