秋のお蚕様

2017年9月5日

2017年9月5日、今年2回目のお蚕様月間です。

8月24日に卵から孵化した稚蚕です。4000頭の仲間たちとはるばる都路からやってきました。

稚蚕飼育所の方によると午後から眠に入るとの事でしたので、浮船の里で少し桑を食べました。その後、お昼過ぎには写真のように上体を起こして眠に入りました。

この時のお蚕様は、眠るとは言いますが全く動かないというわけではなく、個体によっては微妙に揺れていたりします。急にカクカク動くこともあり、いつも不思議に思って見ています。

夕方になって様子を見に行くと、早くも脱皮を終えた個体がいました。脱皮前後の違いは、口の大きさで分かります。

手前の個体は、口が大きくて白くなっています。葉っぱの上に脱皮した茶色の皮が残っていますね。

対して、奥の個体は口が茶色で、小さいです。この小さい口のすぐ後ろに新しい口が出来て、脱皮の時に前の口だったところが取れます。

いつ見ても、何回見ても、不思議でたまりません。

明日の午後、4齢になったお蚕様たちに沢山の桑をあげるのが楽しみです。