お蚕さまの紡ぐ縁

2016年2月25日

「フェイスブックで見たパンが食べたい!」
2月のある日曜の朝、久米さんのこの一言で、その日の予定が決まりました。

行く先は、相馬市から福島市に向かう115号線の途中、伊達市霊山町にある「りょうぜん里山がっこう」。

http://date-satoyama.com/

この施設内にある、パン工房ポレットに向かいます。かつての中学校がその後ニット工場になり、現在は体験型交流施設として活用されているとのこと。〝この先に、ほんとうにパンなんて売ってるの…〟と思うような山道を、くーねくね進んでゆきました。

ありました、あたたかい〝校長先生〟の笑顔とともに、パンやさん!(肝心のパンの写真がないのですが)そして、びっくりするような出会いも。コサ集合

これ、繭玉で作ったコサージュです。校長先生のすみ子さんが所属する合唱団で、コンサートの時に着けているそう。ひとつをアップにすると、こんな感じです。コサ単体

繭を半分に切って開いて、お花のように細工してあります。繊細で、かわいい。

聞けば、霊山で天蚕を育てている地元の方たちがいらっしゃるとのこと。天蚕の繭玉を見せてもらったのですが、なんと鮮やかな黄緑色でしょう。そして、大きい。天蚕

浮船の里で育てている蚕の繭(写真の白い繭にあたります)より、だんぜん大きかったです。ということは…そう、中にいらっしゃったサナギも大きい!
モスら手に乗せるのがためらわれる大きさでした…。
4月になったら天蚕の卵を採取するという話も聞きつけましたので、春になったらまた霊山を訪れたいと思います。

久米さんがパンを食べたいと言ったことから始まった、偶然の連続。不思議なご縁を感じました。校長先生のすみ子さん、すみ子さんの旦那さまの金助さん、みなさん温かい方ばかりで、またお目にかかれる日が楽しみです。