事欠かない

2020年6月23日

小高を知っている方もそうでない方も、読んでくださる方には、浮船の里の久米さんや里美ちゃん、お蚕さまの様子をなんとかして伝えたい、と思いながらブログを書いています。
お蚕さまは5齢に入り、とにかく桑をよく食べます。
と、同じことを連日書くのはつまらない。
しかし今日は雨。水を得て、桑は元気につやつやしていることは先日伝えたし。。。

というわけで今日は確たる目的を持って、蚕のおしりばかりを追いかけていました。
が、希望が達成できなかったので、フォトジェニックな蚕ちゃんたちをしばしお楽しみいただきつつ。


身をなげうって、ぺたーんと寝る。
これは桑を食べたあとの食休みで、3分後にもぞもぞ動いて再び口を動かしはじめました。

 

おなじ日にこの世に生まれ落ちた2頭。歩み具合はそれぞれですね。

 

隣人が自分のあたまにおしりを乗せても、文句一つ言わない寛容さ。


そして今日いちばんかわいかったのは、前のめりになって寝ているこのコ。
一見ヒヤッとしますが、大丈夫、ちゃんと起きました。

こんな風に写真を撮っていると、30分などすぐに過ぎます。
夕方、桑をあげてさぁ帰ろうかと向かいに座る久米さんを見ると、なにかが胸のあたりで動いていました。

思わず悲鳴をあげたのは、いうまでもありません。

アップにすると

 

わたしたちはとにかく頻繁に蚕部屋をのぞきます。
だまーって蚕を見ているのが、とにかくおもしろいから。
というより、見ていると時間が自然と経ってしまう、というほうが近いでしょうか。

五月雨のような音をさせて青い香りの桑を食むその姿を、ただ見ているだけ。
で、久米さんは、どういうわけか胸に蚕をくっつけて部屋に戻ってきたのでした。

とにかく潰されないでよかった。。。
くっつきたかったのね、大事にしてくれる人に。

こうして結果的に、ブログの内容には事欠かない、浮船の里の毎日です。
(裕)