目覚め

2020年6月22日

 


6月22日、はっきりと肌寒い朝でした。
浮船の里に行くとお蚕さまが起きていました(半分くらい)。
そして初めて見ました、脱皮!

 

蚕は卵からかえって繭になるまでに、4回脱皮すると言われています。
今回の脱皮が最後。
動画を載せられたら伝わりやすいのですが、あえなく断念しました。。。

写真で説明すると

うにうにうにうに自分で動いて、古い皮を脱ぎます。
最後におしりが〝チュンッ〟と出てくると完了!
脱いだ古い皮が、写真の中央より左側にあります。
これ、触ってみるとカサカサしていて、かさぶたのような感触でした。

 

残念ながら、脱皮が始まった瞬間は目撃できず残り3分の2くらいからでしたが、時間にして5分弱だったと思います。
ひと皮むけた蚕ちゃんは、すべらかな白い肌が美しい。
脱皮のタイミングも、脱皮の早さも5000頭いると千差万別です。
朝、半分くらい起きていた蚕たちは、すぐに旺盛な食欲で桑を食み出しました。
一方、夕方くらいから行動的になった蚕たちは、体の大きさが朝派に比べると一回り小さい。
そして個体差は顔にも出ます。
この方は濃い顔。

頭の真ん中にある黒いものが眼だと思いきや、これは眼状紋という模様で、眼は顔の先っちょにちいさーーーーく、左右6個ずつついているそう(肉眼ではほぼ確認不可)!
このコは美白系かしら。

 

さてさて、成長の早いお蚕さまは体長が5センチになりました。
あした蚕部屋に行ったら、またおっきくなってるのかなぁ。
楽しみです。

(裕)