小高、年の暮れ

2015年12月29日

無事に仕事納めを迎え、小高に遊びにやってきました。
残すところあと3日となった2015年。12月29日の朝は午前5時の起床から始まりました。
目的は朝日を見ること。白みはじめた空を見ると、もう明けてしまったのではないかと思うほどの柔らかな光。
あさひ
でも、太陽が本気を出して一日を始めるのは、やはり海から顔を出してから。
6時50分の日の出情報にたがうことなく、黄金色の雲を押し上げてお日さまはのぼりました。
いいアングルを探して右往左往していたら、あっという間にここまで。

あさひ2今日は暖かな朝でしたが、それでも太陽がのぼると段違いで気温が変わります。
まぶしい朝日に抱かれて思うのは、「生きてる」ということ。夜が明けて、太陽がのぼり、白い息を吐きながらわたしは海を見つめている。ここまで繰り返してきた一日いちにちが、とても尊いものだと感じさせる師走の日の出でした。

浮船の里はと言えば、師も走るほどの忙しさ、とは程遠く(?)糸を紡ぐ久米さんと織り機に向かう里美さんが、いつも通りの静かなときを過ごしています。

わらっちゃう二人今年一年、お蚕さまのお世話に夢中になって通った小高。いつもあたたかく迎えてくれた久米さんと里美さん、永木さん。おいしいおこわを炊いてくださった愛子さん。この一年を豊かにしてくれた小高のまちに感謝して、大みそかは自分の故郷へ帰ります。(裕)