2月のいもこじ会

2016年3月1日

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 2月最後の週末の土曜日,すっかり寝坊してしまい遅刻して到着した小高は少し寒く感じましたがすっきりと晴れ渡っていました.おそるおそる浮船の里のドアを開けると,最近にしては珍しく少人数でのいもこじ会でした.どうやら1月の新年会の時に日程のアナウンスをし忘れてしまったとのこと.
 少人数だったこともあって,あちこちへと飛びながらいろいろなお話を聞くことが出来ました.(内容については別のブログ記事に譲ります^^;)

 浮船の里の周りは全て除染されていて,表土を剥ぎとって砂利を敷いてくれたとのこと. 以前にはあった土盛りもなくなっていて,とても広々としていました. 最初に車を入れた時に「隣の駐車場に入れてしまったか?」と思ったくらいです.

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 浮船の里で飼われたお蚕さまから採られた糸を,小高で採られた草木で染め上げ,小高で織られた「小高天織り」は手触りといいその軽さといい,まさに極上の絹織物でした. 赤からピンク色のの布は,生糸をそのまま使ったもので向こう側が微妙に透ける「紗」と呼ばれるもので,もう一つの薄緑色に青のラインの入った方は生糸に残るセリシンというタンパク質を精錬によって取り除いた糸(これを絹糸と読んで生糸と区別するとの記事を見かけました)を使って織られているとのこと. 大きな違いがありますが,どちらもとても優しい手触りでした.

 次回のいもこじ会は,お蚕さまの今年度の準備のための「桑の剪定」を行うそうです. 来月は軍手と園芸用の剪定バサミを持って来なくては!

(く)

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