小高の桜並木をきれいにしたい!プロジェクト(前編)

2016年4月24日

キジの雄が鳴く声がひびく小高の春-。念願だったことを実行しました。

3月に小高を訪れたとき、久米さんと小高神社の前を流れる小高川沿いを散歩していて話したこと。「中洲には公園があってね。ここで孫と遊んだり、犬と散歩したりしたのよ。いまは雑草で見るかげもないけどね」。聞けば船を浮かべて川下りをしたこともあったそう。朽ちかけていた遊歩道のベンチも、取り替えられたら―。

小田原までの帰り道、考えました。草を刈り、川に船を浮かべて遊ぶ方法を。

ベンチの件は、小田原木材業協同組合の若手団体「小田原林青会」の前会長、高木大輔さんに相談。草むしりは、人海戦術ならばなんとかなるだろう。実行できるかどうか、久米さんを通して小高区役所の村井さんに顔つなぎをしてもらい、1週間後に返ってきた答えはOKでした。全国各地にいる(決して大げさではありません!)小高ファンに声をかけ、4月23・24日に現地集合を呼びかけたところ、2日間で約30人が集まりました。

小高区役所の村井さん、木幡さん、根本さん、村田さん。小田原市の西尾くん、神名部さん、高木さん、鶴井さん、佐藤宏子さん。小高の久米さん、広畑さん。東京電力さん。金田夫妻。福島交通の支倉さん、広島の福馬さん。東京の相馬兄弟。シャンティの吉川さん、美加子さん、軍曹。

草刈り機、鎌、レーキ…思いおもいの道具を手に、親水公園に散らばります。汗、かきました。たっぷり2時間。始める前の公園がこちら。

やる前

1日目の作業が終わった時点で、ベンチの贈呈式が行われました。小田原の林業再生と被災地支援を両輪で行っている「報徳の森プロジェクト」さんから、5台のベンチが到着。ヒノキ製ベンチからは座った瞬間に、香りが立つほど。さらにこの日使った草刈り機もプレゼント(久米さん、使えるかな…)。

ここちよい疲れのなか、1日目はあっという間に終わりました。終了後の写真と、続きは後編へ…。(裕)