5年目に向けて

2018年3月17日

2013年4月の、浮船の里の設立から丸4年が過ぎようとしております。

この4年の間に、小高に泊まれるようになって、住めるようになって、鉄道が通り、学校が再開して子供たちが通うようになりました。

大きく深い傷が少しずつ少しずつ癒えていくように、内外の区別のない人々の営みが「小高」に血を通わせ始めています。

人生観が変わるほどの出来事に怒り、悲しみ、苦しみ続けてきた今、次に訪れるであろう内なる虚無や脱力感で目的を見失うことのないよう、気を引き締める時に来ていると思います。

これまで震災を機に、私たちの地域に心を寄せてくださっている方々と過ごしたかけがえのない4年間は、これからの浮船の里にとって大切な道標になります。

応援してくださった方、今でも心を寄せてくださっている方、交流してくださっている方々に、深く御礼申し上げます。

本当にありがとうございます。

今年の浮船の里は、本当の自立に向けて歩を進めてまいります。

いただいた恩で根を張り、大きく葉を広げ、想いが実るまで。

 

今年も小高に春が来ます。