12月芋こじ会 初参加!(ブログ書くのが遅くなってゴメンなさい)

2015年12月31日

機織体験の予定で訪れた、浮船の里で、こんな貴重なミーティングに参加できるとは!そして、20年前の活動が繋がるなんて、、まさに、点と点を結ぶ「糸」パワー!

 

12月19日土曜日の朝、久米さんの指導のもと蚕の糸で手作業していると、地元の人かな?、、一人二人と人が現れて、、アレヨアレヨという間に、コーヒー、お菓子、みかんを囲んで約20名が集うミーティングが始まった。(久米さんに何も聞かされていなかったので、なんの会議かもわからず、とりあえず着席。。。)

「芋こじ会を始めます。お互い面識がないという人も多く、自己紹介しましょう」

リーダーであろうお方?「岳(ガク)さん」が司会進行役で進み始める。

さらに、「初参加のゆかりさんにブログを書いてもらいましょう」って事になってしまう。。(おーい、久米さーーん、聞いてないよー)


 

浮船の里の色とりどりの糸みたいに、多種多様な方々が浮船の里に集結。例えば、

-放射能の問題と向き合いながら有機農業を続けていらっしゃる方(次回は実際に農業をお手伝いさせていただきたいです!野菜のこと知りたい。翌日の餅つきのもち米とっても美味しかったです)

-震災後から養蚕を始めて、浮船の里で使用する糸を作っていらっしゃる方(見様見真似で手作りされたという機織機材が素晴らしい!桑を与えて蚕を育てるところから関わってみたいと思いました。)

-役所の方々(お一人は元原発で働いていたと聞いて、みんなびっくり仰天。立場的に耳が痛い部分も多少あったりするのでしょうが、生の意見交換に参加されていること貴重な存在だと思いました)

-震災の一ヶ月まえに小高に越してきた主婦の方&地元のパワルル奥様方(母親、主婦という立場から見える事、考える事、時には不安もあるだろう思います。しかし、女は強し、です)

-国内外で支援活動をされてきている団体の方々(震災後は他の地域でも活動をしてこられたとのことで、これから南相馬での活動されるとのこと!!)

-大学の科目の一環として関わってきたという福島の大学生(彼らの活動に対する地元の方々からの厳しい意見も飛び交ってました。大学生は、自由の身。時には図々しく、脳みそを捨てて動き回って後で反省するくらいで丁度いいのかも。私も学生時代の半分以上がボランティア活動でしたが、今思えば、人と繋がりたかった、んだと思います。助けにいってたつもりで、もらったものの方が大きかった。今も財産です。)

-チェルノブイリに関わる活動を経て福島へ何か提供できる知識があるのでは、と言われていた団体の方(全くお話するチャンスがなかったけど、聞いてみたい事たくさんあります!次回あえるといいな〜)

-震災後から今まで毎月訪れているという東京の企業の方(岳さんとは、東京に帰って、すごい偶然が重なって鳥肌。別ルートで偶然岳さんの会社を訪問して再会したり、大学時代の親友と岳さんが会いに行こうとしてある、カンボジアの森本さんが繋がってたり oh my goodness! 久米さん曰く、偶然はない、すべては必然、と。来年は久米さんとカンボジア!?)


 

 

久米さんに初めてあった日、被災した小高の町を涙ながらに案内してくれた。あれから約4年。久米さんの周りには沢山の人が集まり、笑顔があふれ、小さな想い膨らみ、確実に着実に形として動き初めていると思った。本当に尊敬です。

 

よくわからないままに、参加してましたが(苦笑)、皆様に会えてよかったです!

また来年。良いお年をお迎えください。

 

– ユカリロハ (yukari roja)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小高、年の暮れ

2015年12月29日

無事に仕事納めを迎え、小高に遊びにやってきました。
残すところあと3日となった2015年。12月29日の朝は午前5時の起床から始まりました。
目的は朝日を見ること。白みはじめた空を見ると、もう明けてしまったのではないかと思うほどの柔らかな光。
あさひ
でも、太陽が本気を出して一日を始めるのは、やはり海から顔を出してから。
6時50分の日の出情報にたがうことなく、黄金色の雲を押し上げてお日さまはのぼりました。
いいアングルを探して右往左往していたら、あっという間にここまで。

あさひ2今日は暖かな朝でしたが、それでも太陽がのぼると段違いで気温が変わります。
まぶしい朝日に抱かれて思うのは、「生きてる」ということ。夜が明けて、太陽がのぼり、白い息を吐きながらわたしは海を見つめている。ここまで繰り返してきた一日いちにちが、とても尊いものだと感じさせる師走の日の出でした。

浮船の里はと言えば、師も走るほどの忙しさ、とは程遠く(?)糸を紡ぐ久米さんと織り機に向かう里美さんが、いつも通りの静かなときを過ごしています。

わらっちゃう二人今年一年、お蚕さまのお世話に夢中になって通った小高。いつもあたたかく迎えてくれた久米さんと里美さん、永木さん。おいしいおこわを炊いてくださった愛子さん。この一年を豊かにしてくれた小高のまちに感謝して、大みそかは自分の故郷へ帰ります。(裕)

男のコースター!できました

2015年12月21日

暖かな日差しが降り注ぐ午後、浮船の里では先月行いました「真綿から糸を紡ぐ」ワークショップで紡いだMyつむぎ糸を使い、コースターに仕上げるワークショップを開催しました。CIMG0775

今回は1名追加で6名の皆様が、3台の織り機を交代で使う形になりました。CIMG0777

なんとなくぎこちない様子で織り機に向かい、糸を引く強さを調整したり、切れてしまった糸をつないだり、足で綜絖を動かす順番に混乱したり、、、

でも、一度コツをつかむとどんどん織り進み、あっという間に一枚を織ってしまい、次の方と交代するとアドバイスをしてあげたり、トラブルを見つけたりと仲良く体験をしていただきました。

CIMG0778

織りあがった自分のコースターを、自分で切り離し、自分でアイロンがけした後の何とも嬉しそうな表情は、ついついこちらも嬉しくなってしまうものでした。

CIMG0774

連続企画となる今回のワークショップでは男性の皆様に体験していただきましたが、本当に人生で初めて女性的な物事に触れたというような方でも、意外と簡単だったという感想もいただけました。

女性の分野として捉えられがちな糸紡ぎや機織りですが、男女を問わないものだと証明していただいたと思います。皆様本当にありがとうございました。

また次回も、こんな感じでワークショップを開催する予定でいます。

企画も多少考えていますので、実現に向けた話し合いを進めたいと思います。

(島抜)

きょうからはじまる物語

2015年12月13日

師走の週末、小高はぐっと寒くなりました。

震災後、小高と小田原の間に生まれたご縁から、小高駅前の双葉屋旅館に木のテーブルがやってくることになりました。テーブルの一部分には、立派な「欄間」が使われています。この欄間、もとは旅館のまえの新開釣り具店さんにあったもの。建て替えのための取り壊しのとき、双葉屋の女将・友子さんがたまたま目にして、「なにかに使いたい」と残したそうです。

さあ、この欄間をどうするか―。女将は思案しました。営業を再開する予定の旅館の食堂に、センターテーブルがない。欄間をテーブルに使えないだろうか。ご主人と一緒に設計図をおこしました。制作を依頼したのは、以前から浮船の里とも交流がある、小田原林青会さん。木材業に携わる団体の若手集団です。
12月12日、卓の真ん中に欄間が入ったテーブルを小田原の人たちが直に届けに来ました。相馬の魚を囲み、総勢30人近くで新旧の交友を温める宴を開催。一晩あけて翌朝、もうテーブルは日常の一部になっていました。パンやコーヒーが並び、テーブルを囲んで朝ごはん。さフツーに、生活の一部に入りました。朝ご飯の途中で、女将がポツリ。「あたし幸せだよな」。こうして人を迎えられて、食卓を囲めるのが〝普通に〟できること。「いままでできなかったもん」。
改めて、テーブルを制作した木工屋さんとプロジェクト長からごあいさつ。旅館のご主人が返した「ここには物語が流れている」という言葉に、その場にいたみんなが頷きました。木を介して生まれたつながりと積み重ねてきた日々。そしてまた始まる未来。
小田原産の杉とヒノキが使われたテーブルは、寄木のしつらえです。使えば使うほど、木の色が変化していくとのこと。双葉屋旅館さんの再出発と同時に、テーブルにいのちが吹き込まれました。テーブル小田原の皆さんが出発したあと、欄間の持ち主の新開さん夫妻と女将夫妻で、早くも井戸端会議が始まっていましたよ。

団らん

イルミネーションの飾り付けに参加して

2015年12月4日

11月28日(土)、私は浮舟の里のイルミネーションの飾り付けに参加させていただきました。

私が福島大学で受講している「むらの大学」の他のメンバーが事前に考えた飾りデザイン案をもとに、私たちは芋こじ会の終了後、イルミネーションの飾り付け作業に取りかかりました。
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初めはイルミネーションのパーツの取り扱いの難しさや、足りない部品の買い出しなどで手こずりましたが、芋こじ会の参加メンバーの方々にお手伝いいただき、無事終わらせることが出来ました。

私は高い所へのパーツの取り付け作業に慣れるのには時間がかかりましたが、完成したイルミネーションの飾り付けを見て、このイルミネーションが、芋こじ会に関わって来た人達の癒しになれればと思いました。
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今回のイルミネーションの飾り付けの参加を、自身の今後に生かしていきたいです。

(福島大学 共生システム理工学類 1年
地域実践学習「むらの大学」 受講生 福原)