世界にひとつだけの…

2016年1月31日

29日からの雪が、小高を包みました。

雪景色

群馬県から、浮船の織姫・里美さんの先生、金田さん夫妻がいらっしゃいました。

健太郎さんから新しい織り方を習う里美さんの隣で、わたしたちは奥さまの奈々さんにワークショップを開いてもらいました。

先生

櫛や輪ゴム、クリップを使ったお手製の織り機で、ちいさな作業の繰り返し。糸は金田さん夫妻が育てた蚕をご自身たちで染めたもの。藍の生葉や桜、枇杷などニュアンスのある色がなんとも美しい。糸選びから、個性が出ます。たて糸の本数で出来上がりの幅が変わるので、これも好みにより個性が出ます。

聡子

狭い幅を、手が行ったり来たり。3時間で、出来上がったのは―。世界にひとつだけのブレスレット。

完成しな

絹糸の光沢がとてもやさしいです。

小高の糸を使って、浮船でも出来そうなワークショップ。蚕部長の永木さんに織り機を作ってもらうようにお願いしました。ひとつの工夫が新しい発想とつながりを生むのですね。

ブレスレット、大切にします。(裕)

 

 

海を渡って

2016年1月24日

118日、久しぶりに小高へ行ってきました。

9時に浮船の里へ到着。

外は雨と風で大荒れでしたが、そこにはいつものように手仕事中の久米さんが。

会うとほっとします。

 

いろいろ近況報告をしながら、ふと目に入った青色と黄色のストール。

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そして今まさに織られている赤色のストール。

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聞くと、これら3枚は2月に久米さんらとともに海を渡りポートランドへいくことになるそう。

それぞれ藍、桑、茜で染めたもので、縦の糸も横の糸も100%小高産。

話をきいていて、このストールたちはどのような人の手に渡るのか、

3枚からどのような物語が生まれていくのか想像しました。

 

小高の糸は、生きている感じがします。

それは糸の状態でも、織られた状態でも。

作っている人の顔が見えるから、ということもあるのでしょうが

なんとなくそれだけではないような気もします。

今はまだうまく言葉にできないのだけれど...

この感じ、ポートランドの方々にも伝わるかな。伝わるといいな。

 

たくさん話をして、話をきいてもらって、気付くと午後1時。

雨と風は相変わらずでしたが、気持ちは朝よりも元気になりました。

浮船の里は、いろいろなことが本当に実現できると思えるからすごい場所です。

やりたいことを応援してくれる人がいることは心強い。

だからまたすぐ来たくなるのでしょうね。

私もすぐに行きます。

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2016年が始まりました。

今年もワクワクが重なり続ける一年になるといいな、と思います。

(ひさえ)