芋こじ会

2015年9月27日

今月の芋こじ会の参加者は、
小高の住民の方々、南相馬市役所の方々、福島大学の方々、
小田原市で林業を営む方々、東京大学の方々でした。

皆さん、小高のために何かできないかと思って活動しています。

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市役所の皆さんは、小高区に住民の皆さんが帰ってきてもらえるための活動を。
小田原の皆さんは、小高のシェアオフィスの内装に木材を。
福島大学の学生は、小高の活性化のためのプランづくりを。
東京大学の学生は、小高の住民の声を聞いて地域構想のプランづくりを。

そして、小高の皆さんは、
小高天織をはじめ、それぞれの想いをもって、活動しています。

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ただ、そんな話し合いの中、うっすらと霧がたちこめたときがありました。

長期の準備宿泊が始まって、およそ1ヶ月。
帰還が現実に近づけば近づくほど、
避けられない課題に対する不安も大きくなってきました。

きっと、
想いが強いからこそ、現実とのギャップに辟易してしまうのだと思います。

そのとき、ぽんと、久米さんが言葉を投げかけました。

「暗くならない。明るくいこうよ。」

たちこめていた霧がさーっと消えていきます。

想いを持ち続けて活動している久米さんの言葉だからこそ、
その力がある。

芋こじ会は、このようにして
想いを絶やさないための場でもあるのかもしれません。

(しょう)