上蔟

2017年6月20日

お蚕様の繭作りが始まりました。その下ではまだまだ桑の葉を食べるお蚕様。遅いお蚕様も明日辺りから繭作りを始める事でしょう。

今年の春繭は5000個出来る予定です。

                                  久米

お蚕さま、始まりました

2017年6月10日

6月10日、一カ月ぶりの小高です。
6日にお蚕さまがやってきたと聞けば、様子を見に来ずにはいられません。

夜は肌寒い小高も、朝はすっきりと晴れ渡り、花々は気持ちよさそう。

田村市都路からやってきた5000頭のお蚕さま。眠っている状態で浮船に到着、起きたら4齢(人間でいうと中学生くらい)というところから飼育がスタート。まず朝一番でお掃除。温度が低いと動きがにぶいお蚕さま、ヒーターをつけてしばらくするとモゾモゾ動きます。でも夜に与えて帰った桑の葉はきれいになくなっているので、〝お腹が減ったよ~〟と訴えられているようで、こちらの気は急きます。

お掃除が終わると、蚕部長の永木さんにくっついて佐藤さんの桑畑へ。太い幹を根本から切り、お蚕さまのご飯を用意します。日が昇ると、一生懸命に体を動かしていれば暑いほど。ふっと横を見ると、わたしが1株を相手に四苦八苦しているうちに永木さんは4株をきれいに片付けていました。
浮船に帰ってきて新鮮な桑をあげると、一心不乱にお蚕さまはもしゃもしゃと葉をむさぼります。
来週の火曜日くらいには眠りに入り、起きると5齢(ひたすらご飯を食べて成長しきる高校生くらい)になり、そのまた1週間後には、いよいよ上蔟。繭になるときに居合わせるにはタイミングと運が必要ですが、成長途中のお蚕さまが無心に桑を食べる様子は、いくら見てもみあきない、癒しの時間です。(裕)