馬かっぽかっぽ、藍すくすく

2019年7月27日

久米家ではいま、オレゴン州からの交換留学生・16歳のトレントンを、ホストファミリーとして受け入れています。折しも浜通りの一大イベント「相馬野馬追」の真っ最中、あすの神旗争奪戦を前に、小高市内にも行列が来たので、彼も誘って見に行きました。

4歳くらいの男の子が、馬の背中の真ん中にちょこんと座る姿や、被り物からのぞく視線の美しさにドキッとしたり、お馬さんはもちろんですが、見どころはいろいろ。トレントンは、行列の途中でご信心を集める白い装束の人たちに興味津々。「なんて言ってるの?」と聞かれ、英語で説明するのに苦労しました。

お蚕さまに食べてもらう桑を育ててくださっている佐藤さんご夫妻、今年は藍も植えてくださいました。雨の恵みが切れなかったからか、葉っぱ、青々。留学生たちには藍染め体験もしてもらったそうです。あすの台風はどうなることやら。いまは青空に、さわやかな風吹く小高です。 (ゆ)

 

いとしのお蚕(こ)さま

2019年6月15日

梅雨の小高。15日(土)は朝から本降りの雨です。

今年最初のお蚕さまは5,000頭。5齢といって、人間でいうと高校生くらいの食欲旺盛な時期にさしかかっています。

新鮮な桑を食べてもらおうと、朝一番の仕事は桑切りから。桑畑を貸してくださっている佐藤さんご夫妻と久米さんと4人で30分ほど、あすの天気も鑑みて10束分をたっぷり切り、急いで浮船に戻ります。一晩分のふんと枝だけになった桑を取り除き、水気を払った桑を「さあ、食べて!」と気前よく広げると―。

しばしののち緑一面の桑の下から、白い体をうねうねさせて、お蚕さまが顔を覗かせます。耳をすませばさわさわ、さわさわと五月雨のような、桑を食む音。これこれ、この音がわたしの6月です。

浮船を訪れるようになって今年で5年目。最初の年は、触ることもできませんでした。今ではひとり、蚕部屋で飽きずにシャッターを切ること100枚以上。とにかくいとおしくて仕方のない存在です。久米さんも毎日お世話をしながら、話しかけているそう。

ところでお蚕さまは、地方によって「お蚕(こ)さま」と呼ぶ場所もあるそうです。響きがかわいらしく、ただただ無心で(おそらく)桑を食むその姿にぴったりの、やさしい呼び名だと思います。(ゆ)

冬が来たよ

2018年11月19日

9月以来の小高。夕方6時に駅前に到着すると、イルミネーションの点灯式をやっていました。年々美しさを増す装飾に、多くの人の姿が。
双葉屋旅館は、企業研修の団体さんを迎えて忙しそう。お手伝いのあとに、つきたてのおもちをいただきました。

さてさて、秋晴れの日曜日。久米さんと向かったのは、相双地方とゆかりの深い二宮尊徳と富田高慶のお墓。南相馬市原町区の石神にあります。なにげなく看板が立っていて、こんな林のなかにあります。

ひんやりした空気の墓所、お参りする方はいるのでしょうか。

案内板もありました。

帰りは、浮船の里で見送ってもらいながら、一路小田原へ。この笑顔に、また会いに来ます。(ゆ)