学生ボランティアさん達と桑の剪定

2015年5月3日

去る3月28日から29日に、今年のお蚕様のための蚕部屋の増築と桑の剪定をしました。

今年は浮船の里のメンバーと協力してくださる方の人数が少し心細いところに、大学生ボランティアさんが2泊3日で駆けつけて下さいました。FB_IMG_1429942338233「はぴばす☆ふくしま」という、若者の力を必要な所に届ける活動をされている下枝さんが、大学生を8人も連れてきて下さいました。FB_IMG_1429942397359初日は蚕部屋の増築や、掃除やスペースの確保も協力して取り組んで頂き、早く予定をこなすことが出来ました。やはり若い力はとても頼もしいです。FB_IMG_1429942438185

二日目はお借りしている桑畑で剪定のお手伝いをしていただきまして、予定よりもかなり早くに終わらせることが出来ました。すごいです。OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA

お昼ご飯をみんなで一緒に食べた後、活動の振り返りの場でそれぞれが自分の感じた事や分かった事などを発表してくださいました。

「ここに来ないとわからないこと」「来て、自分の目で見て、話して、本当にどことも変わらないこと」「これからの自分の見つめる方向」など、小高で何かを感じていただけたようでした。

この体験が大学生たちにとって何かの良いきっかけに繋がれば嬉しいと思っています。

「はぴばす☆ふくしま」で参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。FB_IMG_1429942361511

 

 

 

3日目 ワークショップと整経

2015年4月14日

3日目、金田さんの奥様によるワークショップ「糸かけ曼荼羅」がありました。

昨年末に私たちが先に体験していました。きれいな糸と、数だけをひたすら追うという単純な作業なのですが、その単純さに隠された「無」の時間と自分の深層心理が作品に現れるという、なんとも不思議で面白くて充実感たっぷりのワークショップなのです。

今回は5名様の参加がありました。どんな作品が出来上がるでしょうか?

皆様とても真剣に取り組んでいます。誰も喋らない、見ているこちらが息をするのも憚られるような雰囲気です。それだけ、集中しています。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

皆様方がワークショップの間、ずっと疑問が残っていた整経の大まかな流れを教えていただきました。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

やはり実際に順を追って説明してもらい、その時の動きを目で見ないとわからないことがあるので大変助かりました。基本をしっかり身につけたあとは応用していけばいいのです。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ワークショップのほうは、お昼ご飯も食べずに一生懸命取り組み、早い人で5時間、一番かかった人で7時間でした。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

器用・不器用に関わらずひたすら自分との闘いを終えた参加者の皆様。その人のイメージと作品のイメージが同じ雰囲気とは限らないのが、この糸かけ曼荼羅の面白さだと思います。

これだけの為にあんなに時間を使ったのは初めてかもしれません。皆様のあふれるほどの充実感に満ちた笑顔がとても印象的でした。

誰がどれを作ったでしょうか?順番は関係ありませんので、当ててみてくださいね。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

今回も金田さんが来てくださって、染色から糊付け、機揚げとまた新しい扉を開くことができました。一歩一歩、確実に進んでいる実感が湧いています。金田さん、いつも本当にありがとうございます。

進んだ先に何が見えてくるのか、これからどうしていきたいのか、選択肢が広がってきました。

少しずつではあります。ゆっくりでもあります。

そろそろ自分たちの目指すものは何か?を真剣に考える時が来ていると思います。

避難指示解除まであと一年になりました。

ここに帰ってくる人はもちろん、遠くからでも来て下さる方が「小高」を知るためのきっかけに、お蚕様があるといいなと思います。

お母さんやおばあちゃんたちが家族のためにと蚕を飼い、機織りをし、貧しくても助け合いながら生活をしていた時代の文化。便利さを求めて捨ててしまったものです。

理事長がいつも言っています。

「最初に戻ろう、きっとまたやり直せる。今度は焦らないで、ゆっくりゆっくり、みんなで一緒に。」

 

震災からの4年は、きっと生きることを考え直すチャンスだったんだ、と私は思っています。

大切なものは何か、守りたいものは何か、伝えたいものは何か、ふと立ち止まって考えたいですね。

群馬県富岡へ研修に行ってきました。

2014年7月15日

 

 

富岡市と言えば、世界遺産に登録に登録された富岡製糸場がある町ですが、そこで養蚕から糸作り、染めまでをご夫婦でされている 金田さんにお会いしてお話を伺うのが今回の目的です。IMG_2844
これまで我々も、養蚕、真綿づくり、機織り・・・と着実にできることを積み重ねてきましたが、糸作りに関してはまだなにもメドが立っていないという状況でした。

分業化・効率化が進む歴史の中で、我々の地域には「養蚕」「機織り」という産業があっても、その間に必要な「製糸」という産業がそもそも存在しませんでした。そのため、あらゆる人から「糸作りが一番大変」と口々に言われておりました。

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でも実際に、ご夫婦で養蚕も糸作りもされている方がいらしゃるわけで・・・どれだけ「大変」なのか、そもそも何が「大変」なのか、何もわからないので、実際に行ってお話を伺おうと思ったわけです。

IMG_2875「大変」にもいろいろあります。しかし、実践されている金田さんご夫妻のお話と作業場を自分の目で見ることで、少なくても技術的な面での「大変」は努力次第でクリアしていけそうという実感を得ることができました。

さあ、これで100%小高産のシルク製品の完成までの道筋が見えてきましたよ。
金田さん、ありがとうございました!またお邪魔します!

■繭織工房
http://ameblo.jp/mayuorikobo/

 

集合写真