運び屋稼業

2016年4月14日

小高川の桜並木が散り際の美しさを保つ4月14日、小高を訪れました。たけかんむりに旬、のアレを届けに。

掘りたての筍を持たせてくれたのは、小田原で活躍する宮大工の芹澤棟梁。あっという間に手際よく、10本ほどの筍を掘り出してくださいました。自然の恵みは早いうちに楽しまないと―。そんなに久々でもないけれど、ウキウキしながらハンドルを握ります。よかった、喜んでもらえたようです。

笑顔

早速久米さんが皮をむき、下茹での準備。すかさず里美ちゃんがネットで調べもの。なにやら、筍の皮でも糸が染まる模様です。くつくつ皮を煮ると、いい香りがしてきました。薄い紫にも、茶色にも見える微妙な色。

煮る

浮船の里で育てたお蚕さまから紡いだ糸を、ゆっくり、皮を煮出した液につけると―。

たけのこ染め

鈍色、いや違う、ねずみ色?銀色かな、それとも茶色?なんとも微妙な色合いの色に染まりました。

そもそも筍の皮で染め物が出来るなんて。里美さんの着眼にびっくり。これから流行るかもしれませんよ、筍染め。