至福の時間

2015年9月21日

シルバーウィークです。
浮船の里では、いつもと変わらないおだやかな時間が流れています。
お蚕さまも繭づくりに入ったからこそのゆったりとした時間。
こういう時間が1番の幸せだと改めて感じます。

今回は織物作りの作業の一部を体験させてもらいました。

真綿をほぐして糸をつむぐ準備。
真綿ほぐし

単純作業だけど、ちゃんとほぐさないとうまく糸が紡げません。

糸を紡ぐ作業。(写真撮り忘れ)
同じくらいの太さに紡ぐのは大変。

織る前の縦糸を数える作業。
縦糸かけ

これも単純作業だけど、数を間違えるとうまく作れない、大事な作業。

縦糸を織り機にかける作業。(これも写真撮り忘れ)
細か~い作業だけどこれができないと織りに入れない。

ここでようやく織り。
織り作業

縦糸をかけるまでが8割で、横糸作業が2割よ!と先生はいいますが、初心者にはその2割もなかなかハード。

そこから約2~3時間後。
初めての作品が出来上がりました。
初作品

初心者のボコボコの織りでも、とても愛着がわく手作り感満載の作品になりました。
これが小高で育てた繭、小高で染めた糸からできていると思うと、なおさら愛着がわきます。
東京でのバタバタ過ぎる時間でも、これを見ると小高の皆さんの顔や過ごした時間を思い出せる、そんな素敵なものが出来上がりました。

今日も小高ではゆったりとした至福の時間が流れています。
20150921

(ちえ)