お久しぶりの投稿です。
日ごとに緑の色が変わっていく5月も、もうすぐ終わり。
梅の収穫が最盛期を迎えている小田原から、小高に来ました。
今年のお蚕さまを迎える準備が進む佐藤さんご夫妻の桑畑の横に、藍を植える作業を行いました。
まずはおかあさんから、植え方のレクチャー。
久米家のサンルームで大切に育てられた藍を、定間隔に開けた穴に2株ずつ埋めてゆきます。
今年の藍もよく育ちますように。
願いを込めて、土をかぶせます。
4月中旬に種まきをした藍、今年は発芽率がよかったのでもう一畝。
おとうさんをお手本に久米さんも一生懸命に鍬をふるい、すべての藍の苗を植えました。
たっぷり水をあげ、おかあさんが肥料をまいてくれたら作業は完了。
すっきりと晴れた5月の空が本当にきれいで、涼しい風が気持ちよく頬を撫でていきます。
春のお蚕さまは、6月17日から始まることになりました。
桑の成長具合は、このような感じです。
あと半月、雨の恵みを受けながらお日さまを浴びて、おいしい葉っぱに育ってもらいましょう。
おかあさん曰く、桑の新芽(写真でいうと、先端の若い芽)は天ぷらにして食べるとおいしいそうです。
お蚕さまでなくとも、のどがゴクリ、と鳴りそうな。
藍を植え終わったあとは、おいしいコーヒーが飲める香音さんへ一服しに。
こーんなに分厚いトーストを、ぺろりといただいてしまいました。
収穫時期にあわせて、毎年久米さんにお届けしている小田原の梅。
梅酒に梅干しに、さまざま楽しんでもらっています。
かねてより念願の梅もぎを、今年ついに小田原で体験した久米さんの輝くような笑顔の写真を、最後にご紹介します。
生産者さんが丹精込めた農作物をこんなに喜んで収穫してもらえるのは、産地に住む者としてとてもうれしいこと。
われながら、いい写真が撮れたなぁ!
爽やかな緑の季節が、過ぎてゆきます。(ゆ)