7/2(土)、3(日)、お蚕様と久米さん、里美さんに会いに浮船の里へ行ってきました。
何度も通っているけれどいつもタイミングを合わせられなくて、実際にお蚕様をみたことはありませんでした。
だから小高までの道中はドキドキワクワク。
初めて入るお蚕様の部屋。
2(土)に着いたときはちょうど3齢の眠に入っていて、
外からのぞくとみんな動かずにじっとしていました。
でもドアを開けて中に入ると、気配を感じるのかゆらゆらしだしました。
一匹がゆらゆらするとその近くにいる蚕も動き出して、その様子がかわいくてかわいくて。
虫なんだけど、なんか人間っぽい。
人は誰かとずっと一緒にいると、お互い似てくるというけれど、
お蚕様と人間の関係もそうなのかもしれないなぁ、と
まだ小さい蚕を眺めながらぼんやり思いました。
3(日)は、眠から覚めて脱皮も済んで動き回っていました。
たった一日なのに確実に昨日より大きくなっていて、その成長スピードには驚かされます。
11時半に、茎から取った桑の葉をネットをかぶせた上にばさっと投入。(桑かけと言うらしい)
すると勢いよく葉に登り、思い思いに食べ始めました。
端っこが好みの子がいたり、食べながら穴を開けてみたり。
葉を食べる音が桑の匂いと一緒に部屋に広がって、そこだけ別世界になったような、不思議な気持ちになりました。
↑ 3齢と4齢の蚕。大きさの比較です。
成長スピードにも個性がありました。
今必死に桑の葉を食べて大きく育っているお蚕様たちの命をいただいて、絹が手に入ります。
今回実際に接することで、その尊さというか、儚さのようなものを感じました。
今回のお蚕様たちが繭をつくるのは、7/15.16日頃とのこと。
そのときにまた会えるといいな。会いにこようかな。
(ひさえ)